0285 (右側の顎関節:外側からの図)

J0285 (右側の顎関節:外側からの図)
この図は右側の顎関節を外側から見た解剖図です。Spalteholz Atlas(1933年)からの古典的な解剖図版。
図に示されている構造
この図では顎関節(temporomandibular joint, TMJ)の3つの主要な靱帯構造が描かれています:
01. 関節包(Joint capsule)
- 顎関節を包む線維性の袋で、関節腔を形成します
- 側頭骨の関節窩と下顎骨の関節突起を連結しています
02. 外側靱帯(Lateral ligament)
- 顎関節の主要な補強靱帯です
- 側頭骨の頬骨突起から下顎骨の関節突起頸部に走行します
- 下顎の過度な後方移動を制限し、関節の安定性を提供します
- 側頭下顎靱帯(temporomandibular ligament)とも呼ばれます
03. 茎突下顎靱帯(Stylomandibular ligament)
- 側頭骨の茎状突起から下顎骨の下顎角付近に走行します
- 厳密には顎関節の関節内靱帯ではなく、副靱帯(accessory ligament)として機能します
- 下顎の過度な前方移動を制限します
臨床的重要性
これらの靱帯は: