0032 (新生児の右側頭骨:外側からの図)

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J0032 (新生児の右側頭骨:外側からの図)

J0032 (新生児の右側頭骨:外側からの図):完全; J0033 (新生児の右側頭骨:外側からの図):頭蓋骨の側面と鼓膜環だけ。)

これは「新生児の右側頭骨:外側からの図」を示す解剖学的図版です。側頭骨は頭蓋骨の一部で、耳の構造を含む重要な骨です。図には以下の構造が番号付きで示されています:

  1. 側頭鱗(側頭骨の鱗部)- 側頭骨の薄く広がった上部
  2. 岩様部 - 側頭骨の密度の高い部分で、内耳の構造を含む
  3. 頭頂切痕 - 頭頂骨と接合する部分の切れ込み
  4. 鱗乳突縫合 - 側頭骨の鱗部と乳突部の間の縫合線
  5. 茎乳突孔 - 顔面神経が出る孔
  6. 前庭窓(卵円窓)- 内耳に通じる開口部
  7. 頬骨突起 - 頬骨と接合する突起
  8. 関節結節 - 下顎と関節する部分の隆起
  9. 下顎窩 - 下顎頭が収まる窪み
  10. 錐体鼓室裂(グラーザー裂)- 側頭骨の裂隙
  11. 鼓室輪 - 新生児で特徴的な鼓膜を支える輪状構造
  12. 岬角 - 鼓室内の隆起部分

この図は新生児の側頭骨を示しており、成人の側頭骨とは異なる特徴(特に鼓室輪の存在など)があります。W.Spalteholzのアトラス第13版の図32(1933年)から引用されています。

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