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目次(IV. 内臓学)

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図180(鼻軟骨:下からの視点)

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図181(鼻軟骨を側面から見た図)

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図182(鼻腔(左):鼻中隔を除去して開いた状態)

外鼻は以下の要素から構成されている:

  1. 軟骨性および骨性の骨組み
  2. 筋肉
  3. 外皮
  4. 内部に続く外皮の一部

これらの要素が顔面の突出部を形成しており、その形状は個人差が大きいものの、基本的には不正三角錐と言える。外鼻の面のうち、外鼻孔で貫かれている下面両側面は可動性がある。一方、外鼻は基底面または固着面を介して顔面に固定されている。両側面は正中面に向かって集まり、丸みを帯びた稜を形成する。この部分を鼻背(Dorsum nasi、Nasenrücken)と呼ぶ。

鼻が前額につながる上端を鼻根(Radix nasi, Nasenwurzel)という。鼻背の下端は鼻の下面と合しており、ここを鼻尖(Apex nasi, Nasenspitze)という。両側面の下部は顕著に突出しており、可動性がある。この部分が鼻翼(Alae nasi, Nasenflügel)である。浅い溝1本が鼻翼と側壁の固定部分との境界をなす。外鼻の下面は三角形で、その側方は鼻翼で縁取られている。下面の中央部は鼻中隔の皮部(Pars cutanea)となっている。これは鼻翼とともに左右の外鼻孔(Nares, Nasenlöcher)を形成する。外鼻孔は長円形で、拡張・収縮が可能である。

鼻の左右は完全に対称ではなく、しばしばゆがみ(Schiefstellung)が見られる。

外鼻は強大な歯と小さな脳を持つ哺乳動物には見られず、類人猿で初めて出現する。原始人や未開人種は低い鼻を持つ傾向がある。高度な精神活動を営む人種は、高く突き出た鼻によって特徴づけられることが多い。

中鼻甲介と下鼻甲介は、その起始部付近で切断されている。蝶形骨洞の中隔は大部分が取り除かれている。以下、各部位に挿入されたゾンデ: I. 鼻涙管 II. 前頭漏斗と前頭洞 III. 篩骨漏斗 IV. 蝶形骨洞

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[図180] 鼻軟骨:下からの視点 (1/1)

青色は軟骨を示す。

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[図181] 鼻軟骨を側面から見た図(1:1)。

青色は軟骨を示す。

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[図182] 鼻腔(左):鼻中隔を除去して開いた状態(9/10)。

1. 鼻の骨組み Das Nasengerüst

2. 鼻の筋 Die Nasenmuskeln

3. 鼻の外皮 Die äußere Haut der Nase

4. 外鼻の内面を被うもの Die Auskleidung der äußeren Nase