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目次(II. 筋系)
筋系の図譜

胸壁の3つの筋膜
- 胸壁には浅胸筋膜、烏口鎖骨胸筋膜、胸内筋膜の3つの筋膜がある
浅胸筋膜の特徴
- 鎖骨、胸骨と結合し、外側は三角筋大胸筋三角に入り込む
- 腋窩領域では腋窩筋膜となり、皮膚と強固に付着して腋窩を形成する
- 腋窩弓と上腕弓の間には腋窩篩板があり、ここを血管・リンパ管・神経が通過する
烏口鎖骨胸筋膜の特徴
- 大胸筋の深層に位置し、小胸筋と鎖骨下筋を覆う強靭な筋膜で、血管と神経を保護している
胸内筋膜の特徴
- 肋骨と内肋間筋の内面を覆う繊細な結合組織性の膜で、胸膜に覆われている
胸壁には3つの筋膜がある。すなわち浅胸筋膜、鎖骨胸筋膜、および胸内筋膜である。

[図507] **腋窩筋膜:**右側.(Eislerによる)
1. 浅胸筋膜 Fascia pectoralis superficialis
2. 烏口鎖骨胸筋膜 Fascia clavipectoralis (Clavipectoral fascia)
3. 胸内筋膜 Fascia endothoracica