毛様体
毛様体は、眼球の重要な構造の一つです。以下にその特徴をまとめます:
- 位置:虹彩支持膜と脈絡膜の移行部に位置しています
- 構造:
- 経線断面では三角形の形状をしており、3つの頂点がそれぞれ網膜鋸状縁、虹彩基部、毛様体突起に対応しています
- 毛様体輪(幅約3mm)と約70の毛様体突起およびヒダから構成されています
- 構成要素:
- 毛様体筋:平滑筋の束で、毛様体の肥大化に寄与します
- 毛様体突起:長さ2mm、幅1mm、高さ0.5mmの構造で、毛様体小帯が結合しています
- 機能:
- 水晶体の調節:毛様体小帯を通じて水晶体に連絡し、焦点調節に関与します
- 眼房水の産生:毛様体上皮が眼房水を分泌する役割を担っています
毛様体は眼の調節機能と眼内環境の維持に重要な役割を果たしています。
J0980 (右眼球の水平断:模式的な上方からの断面図)
J0983 (灰青色の右眼の虹彩、毛様体および脈絡膜、前方からの図)
J0985 (毛様体の一部、後方からの図)
J0986 (眼の血管の模式図)
J0987 (外部からの眼球血管膜の血管)
J1011 (視神経の方向の眼窩を通る矢状断面図)