外鼻枝(前篩骨神経の) Ramus nasalis nervus ethmoidalis anterior
解剖学的特徴と走行
- 前篩骨神経から分枝し、鼻骨下を通過して、鼻背部を下行する神経である。
- 鼻翼と鼻尖部を中心に、鼻の皮膚に分布している。
機能
- 鼻の皮膚の痛覚、温度覚、触覚などの感覚情報を、脳へ伝達する。
- 鼻の体性感覚を担当する、主要な神経である。
臨床的重要性
- 外傷や手術による損傷で、鼻部の感覚障害を引き起こす可能性がある。
- 鼻部の神経学的検査における、重要な評価対象となる。
分布領域

J0910 (右側の鼻壁の神経)

J0917 (顔面神経:右方からの図)