鼻毛様体神経の主な特徴と機能は以下の通りです:
これらの特徴により、鼻毛様体神経は眼窩内の様々な構造に感覚を供給する重要な役割を果たしています。
日本人のからだ(北村清一郎 2000)によると
鼻毛様体神経は、上眼窩裂付近で眼神経の内側枝として生じ、内頚動脈の外側、動眼神経の外下側、滑車神経の内側を内前やや上方に進みます。上眼窩裂では、鼻毛様体神経は前頭神経の内側、滑車神経の下内側、動眼神経の下方、外転神経の上方に位置します。そして、上直筋と外側直筋の起始部の間(外側直筋の起始が二頭の場合は二頭間)を通過して眼窩に入ります(表7)(伊藤, 1953 a)。その後、鼻毛様体神経は上直筋と視神経の間を通り、内前方に進み、内側直筋の上縁付近で前篩骨神経と滑車下神経の2終枝に分岐します。分枝は以下の通りです: