頭頂後頭溝 Sulcus parietooccipitalis
解剖学的特徴
- 大脳皮質内側面において、頭頂葉楔前部と後頭葉楔部との境界に存在する深い縦走溝である。
- 下部は前方に湾曲して鳥距溝前部と合流し、側脳室後頭角の内側壁に鳥距を形成する。
機能的重要性
- 視覚情報の統合と処理に重要な役割を果たしている。
- 空間認知と視覚的注意の制御に深く関与している。
- 後大脳動脈の枝により血液供給を受けており、同部位の虚血は視覚認知機能を障害しうる。
臨床的意義
- 脳画像診断における重要な解剖学的指標として用いられる。
- 神経学的診断および手術計画立案において、不可欠な構造として位置づけられている。

J0569 (右大脳半球の内側面の動脈)

J0844 (右脳:右外側面)

J0845 (大脳、右脳半球:右側からの図)

J0846 (右大脳半球、内側面:左方からの図)
