外側溝

外側溝は、大脳半球の重要な解剖学的特徴です:

この溝はオランダの医学者フランシス・シルビウスによって発見され、彼の名前が付けられました。

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J0845 (大脳、右脳半球:右側からの図)

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J0849 (大脳半球:半分図解的な上面)

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J0853 (脳梁:上方から剖出)

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J0898 (大脳半球の髄脳成熟地図(大脳半球の左外側面))

日本人のからだ(後藤 昇・国府田 稔 2000)によると

外側溝は、古い用語ではSylvius裂と呼ばれています。外側溝には、前頭葉と側頭葉を分ける後枝と、前頭葉内に入る上行枝と前枝があります。上行枝と前枝の存在については、90-100%(原、1913、1921)、76.5%(菱田、1932 a,b, 1933 a,b,c)、77%(本間、1940)などのデータがあります。後枝が後端で上下に分かれるものは、83%(原、1913)、73.3%(原、1921)、53.5%(菱田、1932 a,b, 1933 a, b, c)に存在すると報告されています。また、後枝の長さは平均61.2 mm(43-81 mm、原、1921)で、左側が長いとされています(吉澤、1929 b)。外側溝の角度については伴(1942 b)のデータがあります。