大大脳静脈 Vena magna cerebri

解剖学的特徴 (Yasargil, 1984; Ono et al., 1984)

臨床的意義 (Lasjaunias et al., 2006)

大大脳静脈系は、以下の重要な領域からの静脈還流を担っている:

この静脈系の閉塞や異常は、重篤な神経学的症状を引き起こす可能性がある。特に、新生児期のガレン静脈瘤は緊急の治療を要する重要な疾患となる (Raybaud et al., 1989)。また、脳神経外科手術時には、この静脈系の保護が極めて重要である (Samii & Bini, 1992)。

参考文献

硬膜静脈洞正中面を左から見る.png

硬膜静脈洞正中面を左から見た模式図

右大脳半球の内側面の模式図.png

右大脳半球の内側面の模式図

大脳の静脈(上面から).png

大脳の静脈(上方から)

小脳内側部の静脈.png

小脳内側部の静脈

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J0607 (右半分の頭蓋の硬膜静脈洞、左側からの図)

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J0900 (頭部正中断面のクモ膜下腔、左半分:右方からの図)