房室結節
房室結節は、心臓の特殊な筋肉組織で、以下のような特徴を持っています:
- 心房中隔に位置する
- 卵円窩の下方、冠状静脈洞口の前方に存在する
- 田原結節としても知られる
房室結節の主な機能は:
- 洞房結節からの刺激を受け取り、一定の遅延時間を経てHis束とその脚を介して心室に伝導する
- 洞房結節が機能不全に陥った場合、二次的なペースメーカーとして心拍動を維持する
この結節は1906年に日本人医学者の田原順によって発見され、その功績は国際的に認められています。
J0536 (右心室の心房室束とその分岐)