子宮円索は、子宮と鼡径部をつなぐ線維組織の帯です。卵管開口部の前下方、左右両側で子宮に付着している筋線維を含む線維帯で、鼡径管から大陰唇に至ります。男性の精索に相当するもので、これも鼡径管を通り同じような腓腹を持ちますが、精巣導帯と同様であり、相同ではありません。子宮を支え、骨盤内で子宮が大きく動くのを防ぐ働きがあります。この組織は、スコットランドの解剖学者William Hunter (1718-1783)によって記載されました。WilliamはJohn Hunterの兄で、彼の業績はグラスゴーのハンター博物館に残されています。