








腎臓はソラマメ状の後腹膜臓器で、成人では長さ10-12cm、幅5-7cm、厚さ2.5-3cm、重量120-170gを呈します。腎門は内側縁中央の凹みで、血管系と尿管の通過部位となっています。
位置関係
両腎は脊柱両側の後腹膜腔に位置し、左腎は第11胸椎から第2腰椎レベル、右腎は肝臓による圧迫のため左腎より約1.5cm下方に存在します。右腎の前面は肝臓、十二指腸、結腸と、左腎は胃、膵臓、脾臓、結腸と隣接しています。
血管構築
腎動脈は腹部大動脈から直接分岐し、腎門を経て区域動脈、葉間動脈、弓状動脈、小葉間動脈へと分枝します。腎静脈は下大静脈に注ぎます。腎臓は体重の0.5%に過ぎないにもかかわらず、心拍出量の20-25%を受容しています。
組織構築
腎実質は皮質と髄質に区分されます。髄質は8-18個(平均10-12個)の腎錐体から構成され、その尖端(乳頭)は腎杯に開口します。各腎には約100万個のネフロンが存在し、糸球体、近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管、集合管から構成されています。
被膜構造
腎臓は三層の被膜に覆われています:
尿路系
尿は腎杯から腎盂へ流入し、長さ25-30cmの尿管を経て膀胱へ輸送されます。
生理学的機能