長掌筋
長掌筋は前腕の筋の一つです。主な特徴は以下の通りです:
- 位置:橈側手根屈筋と尺側手根屈筋の間に位置します
- 構造:短い筋腹と長い腱から成ります
- 起始:上腕骨の内側上顆
- 停止:手掌腱膜
- 走行:橈側手根屈筋の腱の内側を手掌方向へ下降し、屈筋支帯の上を通過します
長掌筋には以下のような特徴や変異が見られます:
- 約20%の人では欠如することがあります
- 2つの頭部または2つの独立した筋として発育することもあります
- 手を屈曲すると、その腱は皮膚表面から観察できます
この筋は手首の屈曲や手掌腱膜の緊張に関与しますが、欠如しても手の機能にはほとんど影響がないとされています。
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0471 (右前腕の筋:前面からの図)
J0481 (右手掌の筋膜)