上腕筋
上腕筋は、上腕の前面に位置する筋です。主な特徴は以下の通りです:
- 起始:上腕骨の前面
- 停止:尺骨粗面(強靭な腱として)
- 構造:外側と内側、または浅層と深層に分かれる
- 機能:主に肘関節の屈曲を担当
- 神経支配:主に筋皮神経によって支配されるが、多くの場合橈骨神経も分布し、二重神経支配を受ける。さらに、正中神経からの支配も加わり、三重神経支配を示す例も存在する
上腕筋は周囲の筋(特に上腕二頭筋、烏口腕筋、腕橈骨筋)と結合することがあり、様々な変異が報告されています。また、上腕骨に直接接触するため、骨折時に損傷を受けやすい筋でもあります。
J0175 (右上腕骨とその筋の起こる所と着く所:前方からの図)
J0176 (右上腕骨と筋の起こる所と着く所:後方からの図)
J0183 (右前腕骨:筋の起こる所と着く所:回外位の手掌側からの図)
J0461 (右上腕の筋:橈側からの図)
J0466 (右上腕の筋:掌側図)
J0467 (右上腕の筋(第2層):掌側図)