鼡径鎌 Falx inguinalis

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J0446 (男性右側の鼡径管(第3層):前方からの図)

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J0447 (男性の右側の鼡径管の背側壁:背側図)

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J0591 (男性右側の閉鎖動脈(破格))

鼡径鎌(inguinal falx)は、腹壁の深部に位置する解剖学的に重要な構造であり、以下の詳細な特徴を有しています(Standring, 2016):

解剖学的特徴

位置関係

臨床的意義

このように鼡径鎌は単なる解剖学的構造ではなく、鼡径部の生体力学的安定性を維持し、腹腔内圧上昇時に腹壁の完全性を保つ上で極めて重要な役割を担っています(Lytle, 2016)。特に立位での腹圧上昇時(咳、くしゃみ、排便など)には鼡径管の後壁に対する圧力が増大するため、鼡径鎌の構造的完全性が鼡径ヘルニア予防において重要な意味を持ちます(Condon, 1995)。

参考文献