錐体筋は、腹部の小さな三角形の筋です。以下にその主な特徴をまとめます:
錐体筋の特徴として、個体差が大きいことが挙げられます:
また、日本人の平均では、錐体筋の頂点は恥骨結合上縁と臍輪中心の間の下位1/3の高さに位置するとされています。
J0216 (右の寛骨:筋の起こる所と着く所を示す前外側少し下方からの図)
日本人のからだ(堀口正治 2000)によると
錐体筋の起始は恥骨と恥骨靭帯の前面で、終止は臍と恥骨の間の白線上に位置します。その機能としては、腹部の圧縮、腹部内臓の保護、強い呼気時の働きなどがあります。神経支配は肋下神経の筋枝(第12胸神経)で、血流は下腹壁動脈の筋枝により供給されます。