関節唇
関節唇は以下のような特徴を持つ構造です:
- 骨と骨の間のクッション材として機能し、関節を安定させる小さな軟骨の突起です。
- 関節窩の縁に存在し、線維軟骨性の構造を持ちます。
- 関節窩の大きさと深さを補う役割があります。
- 主に肩関節や股関節に見られ、関節窩を縁取るように存在します。
- 股関節の場合、寛骨臼の縁に付着し、関節窩を深くします。
- 股関節の関節唇の遊離縁はやや狭まっており、大腿骨頭を包み込むような形状をしています。
- 一部の関節唇には、血管や神経が分布していないことがあります。
これらの特徴により、関節唇は関節の安定性と機能に重要な役割を果たしています。
J0332 (右股関節:後方からの図)
J0334 (右の股関節:前面切断図、前方からの後部切断図)