関節唇

関節唇は以下のような特徴を持つ構造です:

  1. 骨と骨の間のクッション材として機能し、関節を安定させる小さな軟骨の突起です。
  2. 関節窩の縁に存在し、線維軟骨性の構造を持ちます。
  3. 関節窩の大きさと深さを補う役割があります。
  4. 主に肩関節や股関節に見られ、関節窩を縁取るように存在します。
  5. 股関節の場合、寛骨臼の縁に付着し、関節窩を深くします。
  6. 股関節の関節唇の遊離縁はやや狭まっており、大腿骨頭を包み込むような形状をしています。
  7. 一部の関節唇には、血管や神経が分布していないことがあります。

これらの特徴により、関節唇は関節の安定性と機能に重要な役割を果たしています。

J332.png

J0332 (右股関節:後方からの図)

J334.png

J0334 (右の股関節:前面切断図、前方からの後部切断図)