股関節の輪帯

股関節の輪帯は以下のように説明できます:

  1. 関節包の内面に存在する深在性の輪走線維が束となり、大腿骨頚を取り囲むように走行します。
  2. 上部は腸骨大腿靭帯、下部は坐骨大腿靭帯の深在性線維と結合しています。
  3. 寛骨臼から起こる輪状の線維束としても記述されています。
  4. ただし、輪を形成する部分は骨と直接的には結合していません。

この構造は股関節の安定性に寄与すると考えられています。

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J0332 (右股関節:後方からの図)

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J0334 (右の股関節:前面切断図、前方からの後部切断図)