上橈尺関節
上橈尺関節は、以下のような特徴を持つ関節です:
- 位置:橈骨頭の関節環状面と尺骨の橈骨切痕の間に位置します。
- 種類:車軸関節に分類されます。
- 機能:下橈尺関節と協調して、前腕の回旋(回内および回外)を可能にします。
- 構造:橈骨輪状靱帯が重要な役割を果たします。この靱帯は尺骨の橈骨切痕前縁から後縁へと連なり、橈骨の関節環状面を輪状に取り囲んでいます。
- 関連構造:方形靱帯が上橈尺関節の下界を形成し、滑膜を下方から支持します。
上橈尺関節は肘関節の一部として、前腕の回転運動に不可欠な役割を担っています。
J0319 (右前腕の骨と靱帯:手の回旋位の掌側からの図)