髄核 Nucleus pulposus (Discus intervertebralis)

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J0290 (腰椎の一部の正中断、右切断半分:左方からの図)

解剖学的構造

髄核は椎間板(椎間円板)の中心部に位置するゼラチン様の構造体で、椎間板の約40%の体積を占めます(Gray et al., 2020)。発生学的には脊索の遺残組織であり(Moore et al., 2018)、若年期には豊富な水分(約80-88%)を含んでいますが、加齢とともに水分含有量は減少します(Urban & Roberts, 2003)。

組織学的特徴:

力学的特性:

臨床的意義

加齢変化と変性

髄核の加齢変化は20代という比較的若い時期から始まることが知られています。この変性過程は不可逆的であり、多くの腰痛患者の病態に深く関与しています(Buckwalter, 1995)。

生化学的変化: