後環椎後頭膜
後環椎後頭膜は、頭蓋と頚椎を連結する重要な解剖学的構造です。その特徴は以下の通りです:
- 位置:環椎後弓と大後頭孔後縁の間に存在します
- 構造:黄色靭帯の延長線上にあり、豊富な弾性線維を含みます
- 機能:環椎後頭関節を補強する靭帯の一つです
- 特徴:
- 外縁に椎骨動脈と第1頚神経が通過する孔があります
- この孔は環椎後弓との間に形成されます
- 関連構造:環椎後頭弓との間の部分は、後環軸膜(JNA)としても知られています
この構造は、頭部と頚椎の安定性に極めて重要な役割を担っています。
J0297 (後頭部、環椎、軸椎とその靱帯:後方からの図)
J0302 (後頭骨と最初から三番目までの頚椎を含む正中矢状断とそのリング状の組織:左方からの若干図式化された図)