顎関節の関節円板
顎関節の関節円板は、下顎頭の可動性関節臼をサポートする重要な構造です。その主な特徴は以下の通りです:
- 前部は、散在性の軟骨細胞を含む線維軟骨で構成されています。
- 後部は2層構造を示し、上層は下顎窩の後壁に固定され、下層は下顎頭の後壁に付着しています。
- 前方で関節包や外側翼突筋と強固に結合しています。
- 関節頭と関節窩の不適合を調節する役割を果たしています。
- 関節腔を完全に分離し、関節面の接触を改善します。
関節円板は顎関節の機能において重要な役割を果たし、咀嚼運動や顎の動きをスムーズにする上で不可欠です。さらに、疾患時や摘出後でも再生が可能という特徴を持っています。
J0284 (右側の顎関節:外側からの図)