関節円板(顎関節の)Discus articularis temporomandibularis

顎関節の関節円板は、下顎頭と側頭骨の下顎窩の間に位置する線維軟骨性の構造で、顎運動の円滑化と負荷分散において中心的役割を果たします(Tanaka et al., 2008)。この解剖学的に複雑な構造は臨床的にも重要な意味を持っています:

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J0284 (右側の顎関節:外側からの図)

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J1028 (右外耳道の水平断面:上方からの図)

解剖学的特徴

機能的意義

臨床的意義

顎関節障害(TMD)の病態と関節円板

関節円板は顎関節障害(Temporomandibular Disorders: TMD)の発症と進行において中心的役割を果たします。TMDは咀嚼筋系の痛みや機能障害、関節雑音、開口制限などを特徴とする疾患群で、その有病率は一般人口の5-12%に達します(Peck et al., 2014)。

関節円板転位の分類と臨床症状

関節円板転位は大きく以下のように分類されます: