外果面(距骨の)Facies malleolaris lateralis tali

J0270 (右足の骨、側面からの図)
解剖学的特徴
距骨の外果面は、距骨体の外側面に位置する関節面で、腓骨の外果(外くるぶし)と直接関節を形成する重要な解剖学的構造です(Gray, 2020; Standring, 2016)。
形態と構造:
- 逆三角形または三日月状の形状を呈し、内果面よりも広い面積を有しています(Moore et al., 2018)。
- 上下方向に凹面(垂直軸に沿って凹んでいる)、前後方向に軽度の凸面を呈する複雑な曲面構造です(Netter, 2019)。
- 関節面は硝子軟骨で覆われており、滑らかな関節運動を可能にしています(Standring, 2016)。
- 前方部分はやや広く、後方に向かって狭くなる形態を示します(Gray, 2020)。
位置関係:
- 距骨の外側に位置し、腓骨の外果の内側面と密接に接触しています(Moore et al., 2018)。
- 外果は脛骨の内果よりも約1cm(通常10-15mm)下方に位置するため、外果面も内果面より下方に延びています(Standring, 2016)。
- 距骨滑車の外側縁に連続し、距骨の外側支持構造を形成しています(Netter, 2019)。
関節機能:
- 腓骨外果と共に距腿関節(足関節)の外側部分を構成し、足関節の安定性に重要な役割を果たしています(Neumann, 2017)。
- 足関節の背屈・底屈運動時に、腓骨外果と密接に連動して動きます(Neumann, 2017)。
- 距骨が脛骨・腓骨によって形成される mortise(ほぞ穴)構造内で適切に保持されるための重要な接触面です(Moore et al., 2018)。
臨床的意義
外傷と病理: