寛骨臼
寛骨臼は、骨盤の重要な部分であり、以下のような特徴を持ちます:
- 股関節の軸受けとして機能し、大腿骨頭を収める骨盤の一部です
- 腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨が合流する外側面の中央部に位置しています
- 深いくぼみを形成し、大腿骨と共に股関節を構成します
- その縁には線維軟骨性の関節唇が取り巻き、寛骨臼の深さを増しています
寛骨臼という名称の由来も興味深いものです:
- ラテン語の「acetum」(酢)と「abrum」(支持台・入れ物)の縮小形「abulum」に由来する「acetabulum」(酢を入れる小さな容器)から派生したとされています
寛骨臼は、人体の運動機能において極めて重要な役割を果たす構造です。
J0212 (右の寛骨:外側からの図)
J0214 (右の寛骨:前下からの図)
J0277 (約8ヶ月胎児の右寛骨:外側からの図)
J0328 (恥骨結合および右骨盤半分とその靱帯:前下方からの図)
J0489 (右側の鼡径部の筋を鼡径靱帯の直下で切断した図)