外側縁(上腕骨の)Margo lateralis humeri

J0169 (右上腕骨:前方からの図)

J0173 (右上腕骨の下半分:上方から断面図)
解剖学的定義と位置
上腕骨の外側縁(Margo lateralis humeri)は、橈側縁(Margo radialis humeri)とも呼ばれ、上腕骨の三つの主要な縁の一つです(Standring, 2020)。この縁は以下の解剖学的特徴を持ちます:
- 上腕骨近位部の大結節(tuberculum majus)から遠位部の外側上顆(epicondylus lateralis)まで延びる隆起線です(Moore et al., 2017)
- 上腕骨体の外側面と後面の境界を形成します
- 橈骨神経が後面を走行するため、「橈側縁」という別名があります(Netter, 2018)
解剖学的詳細
外側縁は上腕骨の長軸に沿って走行し、以下の構造的特徴があります(Standring, 2020):
- 近位部:大結節の下方から始まり、三角筋粗面(tuberositas deltoidea)の外側に位置します
- 中間部:上腕骨体の中央部では比較的平坦で不明瞭になります
- 遠位部:外側顆上線(crista supracondylaris lateralis)として明瞭になり、外側上顆に向かって鋭利になります
- 外側顆上線は外側唇(labium laterale)から外側顆に向かう隆起線で、筋付着部として重要です
筋および結合組織の付着
外側縁および外側顆上線には、以下の筋が付着します(Moore et al., 2017):
- 上腕三頭筋外側頭(caput laterale musculi tricipitis brachii):外側縁の上部に起始します
- 上腕筋(musculus brachialis):外側縁の下半分に起始します
- 外側筋間中隔(septum intermusculare brachii laterale):外側縁全体に付着し、前方の屈筋群と後方の伸筋群を分離します
臨床的意義
1. 橈骨神経との関係