真肋 Costae verae [I-VII]

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J0159 (7ヶ月胎児の胸骨と真肋)

定義と基本構造

真肋(しんろく、Costae verae)とは、第1肋骨から第7肋骨までの7対の肋骨を指します(Gray, 2020)。これらは各々の肋軟骨(costal cartilage)を介して胸骨(sternum)と直接連結している肋骨であり、胸郭の前面を完全に閉鎖する構造を形成しています(Moore et al., 2017)。真肋は胸郭の骨性フレームワークの重要な構成要素であり、心臓・肺などの重要臓器を保護すると同時に、呼吸運動において中心的な役割を果たします(Standring, 2020)。

解剖学的特徴

後方の関節構造

前方の胸骨付着

肋軟骨の構造

個々の真肋の特徴