正中仙骨稜 Crista sacralis mediana

J0131 (仙骨:後上方からの図)

J0132 (仙骨:上方からの図)

J0133 (仙骨の二対の仙骨孔を通るレベルでの断面図)

J0134 (仙骨と尾骨:右側からの図)
解剖学的特徴
位置と形態:
- 仙骨後面の正中線上に位置する縦走する骨性隆起です(Standring, 2020)。
- 第1~第4仙椎の棘突起の癒合により形成された三角形~紡錘形の骨性突起です(Moore et al., 2018)。
- 仙骨管の後方を覆う構造として存在します(Netter, 2018)。
- 上部では明瞭ですが、下方(第4仙椎レベル以下)では次第に不明瞭となります(Standring, 2020)。
構成要素:
- 第1~第4仙椎の棘突起の癒合部分
- 椎間の骨化した後方靭帯(棘上靭帯、棘間靭帯の骨化)(Moore et al., 2018)
- 第5仙椎レベルでは棘突起が欠如し、仙骨裂孔を形成します(Standring, 2020)。
周辺構造との関係:
- 外側には中間仙骨稜(Crista sacralis intermedia)が並走します(Netter, 2018)。
- さらに外側には外側仙骨稜(Crista sacralis lateralis)が位置します(Moore et al., 2018)。
- 前方には仙骨管が存在し、硬膜嚢と馬尾神経を収容します(Standring, 2020)。
- 下端は仙骨裂孔の後縁を形成し、仙骨角(Cornu sacralia)に連続します(Moore et al., 2018)。
臨床的意義
体表解剖学:
- 皮膚の上から触知可能な骨性ランドマークです(Moore et al., 2018)。