前床突起;小翼突起

前床突起(前床状突起)は以下のような特徴を持つ解剖学的構造です:

また、前床突起は時に他の床突起(中床突起、後床突起)と骨橋を形成することがあります。日本人の頭蓋骨を対象とした研究では、これらの骨橋が約4.5%の頻度で観察されています

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J0023 (蝶形骨:上方からの図)

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J0025 (蝶形骨:後方からの図)

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J0904 (硬脳膜と頭蓋骨を通る神経)

日本人のからだ(平田和明 2000)によると

床状突起間骨橋(図22)

前床突起、中床突起、後床突起の各間に形成される骨橋には、前-中、前-後、中-後、前-中-後のタイプがあります。これらは177個の頭蓋のうち8個(4.5%)、または354側のうち12側(3.4%)で観察されています(Dodo, 1974)。

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図22 床状突起間骨橋

図22 床状突起間骨橋