https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html

片山正輝

目次(神経系)III. 脳神経 Nervi capitales, Hirnnerven

funalogo.gif


基本構造

主要な根(入力)

主要な枝(出力)

518.png

図518(耳神経節とその結合(内側面からの描写))

耳神経節は最大直径3~4mmの扁平な楕円形で、卵円孔のすぐ下、三叉神経第3枝の内側面、口蓋帆張筋の外側面に位置する。神経細胞は多極性である。耳神経節は「根」と呼ばれる複数の神経と結合し、様々な枝を送り出している。

耳神経節の根

  1. 三叉神経第3枝(下顎神経)との結合枝。線維の大部分は内側翼突筋神経およびその諸枝に移行する。これが運動根Radix motoriaである。
  2. 中硬膜動脈周囲の交感神経叢との結合枝、すなわち硬膜枝との交通枝Ramus communicans cum ramo meningico。これが交感根Radix sympathicaである。
  3. 小浅錐体神経N. petrosus superficialis minor(図518(耳神経節とその結合(内側面からの描写)))。これは耳神経節と舌咽神経の外神経節を結合し、顔面神経の膝神経節とも連絡する。蝶骨錐体裂から出て耳神経節の後端に達し、その線維は主に舌咽神経の鼓室神経に由来する。これが知覚根Radix sensitivaである。
  4. 中枢方向への第4の結合として、耳神経節はNervulus sphenoidalis internus(内蝶骨小神経)を介して翼口蓋神経節と連絡する。この小神経は耳神経節から翼突管神経に至る。
  5. 第5の結合枝はNervulus sphenoidalis externus(外蝶骨小神経)であり、C. Krauseによれば三叉神経の半月神経節に至る。