https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html

生体内では、多数の骨が様々な要素によって互いに結合されている。この結合において、主要な役割を果たすのは:

  1. 結合および支持組織
  2. 筋肉

これらに加えて、以下の要素も補助的に関与している:

  1. 空気圧
  2. 粘着力
  3. 外部被覆組織

筋膜や皮膚による外被äußere Bedeckungenは、他の要素と比較してわずかな役割しか果たさない。

粘着力Adhäsionの影響も限定的である。例えば、股関節の関節窩は35gの支持力しか持たない。

空気圧Luftdruckは、小さな関節面において、面積と気圧(1cm²あたり1kg)の積に相当する力で骨の関節端を互いに引き寄せる。

この力は股関節で約10~15kg、手関節で約5kgとなる。

筋肉の牽引力Muskelzugは関節の接合に強い影響を及ぼす。筋肉は1cm²の横断面につき約10kgの力を生じるためである。Fischerの研究(R. Fick、第2巻44頁)によれば、50ポンドの重さを持ち上げる際、肘関節の両端にかかる筋肉の圧力は数百ポンドに達するという。また、Hultkranzは手に2kgの負荷をかけた場合の圧力を20~21kgと算定している。

筋肉による骨の結合の詳細については、筋肉系の章で述べる。

結合および支持組織Bindesubstanzenによる結合は、骨の結合Juncturae ossiumにおいて、次の2つの型として現れる:

I. 不動結合Synarthrosis:連続性の結合。これは骨の結合の原始型である。

II. 可動結合Diarthrosis:接触による結合。骨格部分の間に裂隙が形成されることで生じる。

I. 不動結合 Synarthrosis, Fugen

II.可動結合 Diarthroses=関節 Articuli, Gelenke