概要
- HirschfeldとLeveilléによる上顎神経の分枝を示す解剖図(縮尺4/5)。
- 左眼窩の外側壁と上顎骨周囲の軟部組織を除去して観察している。
主要な神経構造
- 三叉神経節から分岐する眼神経と上顎神経が描写されている。
- 頬骨神経系(頬骨側頭神経、頬骨顔面神経)の走行を詳細に示している。
- 涙腺への神経支配として、涙神経の走行が確認できる。
深部構造
- 翼口蓋神経節から口蓋神経が分布している。
- 上顎後歯槽枝が歯への神経支配を担当している。
- 顔面神経の走行と、周囲の神経との相互関係も明確に描写されている。

図514(上顎神経の分枝)
[図514] 上顎神経の分枝(HirschfeldおよびLeveilléによる).縮尺4/5
左眼窩の外側壁と上顎骨周囲の軟部組織の大部分を除去している。
画像に表示されている構造物を上から順に説明します:
- Ramus communicans cum n. zygomatico (頬骨神経との交通枝)
- Glandula lacrimalis (涙腺)
- N. zygomaticotemporalis (頬骨側頭神経)