図の基本情報
- Hirschfeldと Leveilléによる、右眼窩の神経の外側観察図である。
- 眼窩外側壁を除去し、外側直筋を切断して、その後方断端を下方に折り曲げた状態を示している。
主要な神経構造
- 前頭神経、短毛様体神経、動眼神経(上枝・下枝)が描かれている。
- 毛様体神経節には、短根、長根、交感根の3種の根が接続している。
- 視束、外転神経、三叉神経半月神経節、眼神経、鼻毛様体神経が確認できる。
- 毛様体神経節を中心とした、神経連絡が詳細に示されている。

図513(眼窩の神経:外側から見た図)
[図513] 右眼窩の神経:外側から見た図(3/4)
眼窩の外側壁は除去されている。外側直筋は切断され、その後方断端が下方に折り曲げられている。
図513に示された神経構造のアノテーションを詳細に説明します:
上部から下部への順で:
- N. frontalis (前頭神経)
- Nn. ciliares breves (短毛様体神経)
- Ramus superior n. oculomotorii (動眼神経上枝)
- Radix brevis ganglii ciliaris (毛様体神経節短根)
- Radix longa ganglii ciliaris (毛様体神経節長根)
- Radix sympathica ganglii ciliaris (毛様体神経節交感根)