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基本構造
網膜の層構造
視細胞と機能
神経伝達経路
[図630] ヒトの網膜視部の横断面(黄斑外周部)
右側の図は網膜の主要な3つのニューロンの形態と配列を模式的に示している。S:アマクリン細胞(Spongioblast)。
[図631] ヒトの中心窩を通る断面図
[図632] クローム銀染色による網膜の放線線維:ネコ(G. Retzius 1894)
[図633] 網膜の内面における視神経線維の放散:網膜の内面から見る。(v. Michel)
[図634] ある哺乳動物の網膜の横断面:クローム銀染色法による (Cajal)
a 杆状体、d 錐状体、e 杆状体と連絡する双極性細胞、f 錐状体に連絡する双極性細胞、r 杆状体に連絡する双極性細胞の内方突起の分枝、r¹ 同じく錐状体に連絡するものの分枝。g, h, i, j, k 神経細胞の突起が内網状層の様々な深さで分枝している。x 杆状体線維とこれに連絡する双極性細胞との接触、z 錐状体線維と双極性細胞との接触、s 遠心性神経線維、t ミュラー細胞(放線線維)
[図635] 杆状体視細胞と錐状体視細胞:模式図(M. Schultze作)700倍拡大
[図636] 杆状体と錐状体から外側膝状体までの刺激伝導を示す模式図(Cajal)
a 錐状体、b 杆状体、c, d 双極細胞、e 神経節細胞、f 遠心性細胞、g アマクリン細胞、h 網膜に始まる神経線維の自由終末分枝、j この神経細胞の樹状突起が到来する視覚刺激を受け取る、r 遠心性視神経線維の起始細胞。
網膜は視神経の侵入部から虹彩の瞳孔縁まで伸びている(図605(右眼球の断面図))。網膜は視部(Pars optica)と盲部(Pars caeca)に分けられる。視部は視神経の侵入部から鋸状縁までの領域を指す。一方、盲部は鋸状縁から虹彩の瞳孔縁までの部分で、さらに網膜の毛様体部(鋸状縁から虹彩の毛様体縁まで)と網膜の虹彩部(虹彩の後面)に細分される。