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片山正輝
目次(V. 神経系)
脳神経の基本概念
- 脳神経は左右対称に配置され、脳内部または特殊な神経節から発生し、頭部から腹部内臓まで分布する
主要な脳神経とその特徴
- 嗅糸(I)は嗅球下面から、終神経(II)は嗅球後方から発生する
- 動眼神経(III)は中脳の動眼神経溝から9~12本の束として出る
- 滑車神経(IV)は脳の背側面から出る唯一の脳神経である
- 三叉神経(V)は約50本の知覚性根束(大部)と1本の運動性根(小部)からなる
延髄からの脳神経
- 舌咽神経(IX)と迷走神経(X)は延髄の後外側溝から出て、その根束は互いに接している
- 副神経(XI)は延髄根と脊髄根の二部分からなり、脊髄根は第6頚神経の高さにまで達する
- 舌下神経(XII)は延髄の前外側溝から10~15本の根糸が出て、2本の束を形成する
脳神経とは、左右対称に配置され、脳の内部から発生するか、または脳外の特殊な神経節から始まり、特定の場所で脳表面に到達する線維束のことです。これらは頭部から腹部内臓に至る広範な末梢領域に分布しています。
脳神経が脳から出る場所 Austrittsstellen der Hirnnerven aus dem Gehirn