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目次(IV. 内臓学)
漿膜の構造と特徴
- 上皮層と線維性結合組織で構成され、両者は基底膜によって区切られている
- 臓側板(内臓を覆う部分)と壁側板(腔の内面を覆う部分)という2種類がある
- 表面は漿液(seröse Flüssigkeit)により潤滑化され、リンパ球を含んでいる
漿膜の組織学的特徴
- 漿膜下組織の発達は部位によって異なり、血管は少ないがリンパ管が豊富である
- 漿膜ヒダ(Plica serosa)を形成し、一部は特殊な名称(網、Gekröse、Netz)がある
外膜の特徴
- 体腔内に突出していない内臓部分を覆い、周囲組織との固定機能を持つ
- 結合組織の密度は部位により様々で、多くの場合脂肪細胞を含んでいる
a) 漿膜 Serosa
b) 外膜 Tunica externa