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片山正輝

目次(V. 神経系)

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図524(交感神経幹上部・舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経)

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図527(右側の迷走神経と交感神経の頚部、胸腔、および腹腔上部における分枝)

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図570(胸部の自律神経系)

中頚神経節は多くが卵円形で、第6頚椎の高さに位置し、甲状頚動脈または下甲状腺動脈の前内側面に接している。その大きさは不定で、2~3個のより小さい神経節に分かれることもあれば、完全に欠如することもある。中頚神経節から下方へ出る節間枝は通常2本あり、これらが鎖骨下動脈を取り囲んでいる。この構造は鎖骨下ワナ(Ansa subclavia)と呼ばれる。後方の結合枝はより太く、直接下頚神経節に達する。一方、前方の結合枝は比較的細く、弓状に曲がって鎖骨下動脈を取り巻いている。