https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
背核(クラーク柱)の細胞の軸索からなり、横方向に進んで側索の周辺部に達する。そこで上方に曲がって束を形成し、まず延髄に至り、さらに(索状体を介して)小脳の虫部に達する。その線維は走行途中で側枝を灰白質に送る(図400(脊髄の構造を模型的に表わした図) )。
この経路は第2または第3腰髄の高さで始まる。クラーク柱がそれより下方に及んでいないため、これは当然のことである。上方に進むにつれ、後脊髄小脳路は新たな線維が加わることで絶えずその太さを増す。錐体側索路の外側で側索の周辺部に細い帯を形成し、辺縁帯からおよそ歯状靱帯の起始部までの範囲に位置する。腰髄で始まる線維は辺縁帯に接し、背核の上部から生じる線維はこの伝導路の腹側部を形成する。