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片山正輝
目次(V. 神経系)
前根細胞
- 運動性の細胞であり、頚部と腰部の膨大部では前柱内に3つの細胞群を形成する。豊富な樹状突起と大きな細胞体を特徴とする
- 側柱の細胞も前根細胞の一部であり、交感神経幹の神経節へ神経突起を伸ばす
後根細胞
- 脊髄神経節の細胞群(大多数)と後柱内の細胞群(少数)の2群から構成される
脊髄神経節の神経細胞
- 発生初期は双極性であるが、高等動物では偽単極性となる(蝸牛神経節と前庭神経節は例外)
- T字形の突起を有し、中枢側は細い神経突起、末梢側は長い樹状突起となる
- 各細胞は特殊な結合組織の被膜と鞘細胞層に包まれており、髄鞘とシュワン鞘を持つ
後根の後柱細胞
- 多極細胞であり、脊髄神経節を通過する神経突起を持ち、副交感神経系に属する
a) 前根細胞 Cellulae radiculares ventrales, Vorderwurzelzellen
b) 後根細胞 Cellulae radiculares dorsales, Hinterwurzelzellen