https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
脾動脈に沿って脾臓に到達した神経叢は、臓器内で動脈の諸枝に接している。この動脈の枝を取り巻く神経叢から多数の枝が出て、脾柱内と脾髄内に達している。脾柱の神経は主にその平滑筋に分布し、その終末様式は平滑筋について前述したものと同様である。脾髄の神経はわずかに存在するのみで、Regele(Z. Zellforsch., 9. Bd., 1929)によれば、脾髄の基礎をなす細網細胞の内部を通過している。脾臓の被膜も漿膜下神経と呼ぶべきものを有している。