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楔状骨の基本構造
第1楔状骨の特徴
位置関係と接合
RK332(第1楔状骨(右):脛側面)、333(第1楔状骨(右):遠位面)、334(第1楔状骨(右):腓側面)、335(第1楔状骨(右):近位面)
RK336(第2楔状骨(右):脛側面)、337(第2楔状骨(右):近位面)、338(第2楔状骨(右):腓側面)、339(第2楔状骨(右):遠位面)
RK340(第3楔状骨(右):脛側面)、341(第3楔状骨(右):近位面)、342(第3楔状骨(右):腓側面)、343(第3楔状骨(右):遠位面)
第1楔状骨Os cuneiforme primumは最大で、楔の刃は鈍く足背に向き、楔の背は粗面をなして足底に面する。脛側面は凸面だが、前脛骨筋の腱のための斜め下方への溝がある。腓側面はくぼみ、背側縁と近位縁に舌状の関節面を持つ。両端面のうち、小さい近位端の関節面は舟状骨と接し、遠位端の関節面は第1中足骨の底と接する。
第2および第3楔状骨Os cuneiforme secundum, tertiumはそれぞれ四辺形の粗な背側面と、狭い1本の下稜を持つ。
3つの楔状骨の近位面は横方向の同一面上にあるが、遠位面はそうではない。第2楔状骨が最短で、第1および第3楔状骨がそれより前方に突出し、第2中足骨の底の一部をはさむ。そのため、第1楔状骨の腓側関節面は低い隆線で2部分に分かれる。遠位部(図334(第1楔状骨(右):腓側面))は第2中足骨の底と、近位部(図334(第1楔状骨(右):腓側面) , b)は第2楔状骨の対応面(図336(第2楔状骨(右):脛側面), b)と関節を形成する。同様に、第3楔状骨も脛側面(図340(第3楔状骨(右):脛側面) )に第2中足骨と結合する関節面を持つ。第3楔状骨の腓側面は平らな関節面(図342(第3楔状骨(右):腓側面) , e)で立方骨と、小さい面(図343(第3楔状骨(右):遠位面), f:時に欠如)で第4中足骨と結合する。
[図332~335]第1楔状骨(右)(3/4倍) 図333と334のaおよびbは、それぞれ同一の関節面を示す。 図332(第1楔状骨(右):脛側面)
図333(第1楔状骨(右):遠位面)