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片山正輝
目次(II. 筋系) 、筋系の図譜
眼輪筋 (M. orbicularis oculi)
- 眼輪筋は眼窩部、眼瞼部、涙嚢部の3つの部分により構成される
- 眼瞼部は淡色の細い筋束からなり、眼瞼実質内に位置して眼瞼縁近くまで及ぶ
- 眼窩部は眼瞼周囲の皮膚に皺を寄せ、眼瞼部は眼瞼裂を閉じ、涙嚢部は涙の吸収を促進する
- 顔面神経による支配を受け、一部の筋束は口唇筋束として頬部の皮膚や鼻唇溝に終止する
皺眉筋 (M. corrugator supercilii)
- 眼輪筋の眼窩部に覆われ、前頭骨から起始し、眉の中1/3の上方の皮膚に放散する
- 顔面神経の側頭前頭枝により支配される
- 眉を下内側に引き、鼻根部の側方で前頭に向かって深い溝を形成する
- この筋は欠如することがあり、また独立した複数の筋束として存在することもある
1. 眼輪筋 M. orbicularis oculi(Augenringmuskel)
2. 皺眉筋 M. corrugator supercilii