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RK456(下腿骨の結合)、457(下腿骨と足骨の前額断:断面を前方からの図)

下腿骨間膜は、脛骨と腓骨の骨間稜の間に張られている。

この膜は主に斜め下方へ走る線維で構成されているが、他の方向へ走る線維も存在する。膜の上部は下部と比べて幅が広く、厚さが薄い。上部には前脛骨動静脈が通過するための細長い孔が1つ開いており、下部には腓骨動静脈の穿通枝が通る小さな孔が1つある。

骨間膜は脛骨と腓骨の結合を助け、両骨が引き離されるのを防いでいる。(両骨は腓骨小頭に付着する大腿二頭筋腱によって、また下端では距骨によって離開作用を受け得る。)さらに、この膜は下腿の筋群に起始部を提供している。