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片山正輝

目次（V. 神経系）

図406(左大脳半球の溝と回（側方から）)

図407(大脳半球の溝と回（上面図）)

図408(脳の正中断面)

頭頂葉の外面には、以下の構造が見られます（図406(左大脳半球の溝と回（側方から）)、図407(大脳半球の溝と回（上面図）)）：

1. 中心後回（Gyrus postcentralis、hintere Zentralwindung）：中心前回に平行して走り、中心溝によって分離されています。
2. 上頭頂小葉（Lobulus parietalis superior）：頭頂間溝によって下頭頂小葉から区別されます。前方は帯状溝の縁部、後方は頭頂後頭溝が境界となっています。
3. 下頭頂小葉（Lobulus parietalis inferior）：頭頂間溝の下方に位置し、回旋回（Gyrus circumflexus）と角回（Gyrus angularis）の2つの回転から構成されています。回旋回は外側大脳裂の後枝の上端を、角回は上側頭溝の上端を取り囲んでいます。

頭頂葉の内側面（図408(脳の正中断面)）には、次の回転が存在します：

1. 楔前部（Praecuneus）：前方は帯状溝の縁部、後方は頭頂後頭溝、下方は頭頂下溝によって境界が形成されています。
2. 帯状回（Gyrus cinguli）：頭頂葉の範囲では、脳梁溝と頭頂下溝の間に位置しています。