(RK663(腹腔動脈その枝)RK664(腹腔動脈の分枝) )

この動脈は腹腔動脈の枝としては最も細いが、右胃動脈と比べるとはるかに太い。上方かつ左に向かって噴門に至り、その後胃の小彎に沿って左から右へ進む。その途中で前後両側に枝を出し、右方では固有肝動脈から来る右胃動脈とつながる。また、比較的小さい枝を噴門と食道の下部に送っている。

**変異:**時として左胃動脈が大動脈から直接出ることがある(ヨーロッパ人では6.5%、日本人では7.5%、Adachi)。また、稀に重複して存在したり、この動脈から第2の肝動脈が分岐することもある。