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目次(I.骨格系)

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一般的特徴

特殊な頚椎

環椎(第1頚椎)と軸椎(第2頚椎)の特徴


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RK179(第7胸椎:左側面図)、180(第7胸椎:上面図)、181(第7頚椎(隆椎):上面図)、182(第7頚椎:上面図)

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RK183(環椎:上面図)、184(軸椎:左側面図)、185(軸椎:前面図)、186(第3腰椎:上面図)

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RK198(頚部脊柱の左後方からの視点)

7個の頚椎のうち、最初の2つ、環椎Atlas と軸椎Epistropheus は特殊であるが、他のすべての頚椎と共通する特徴がある。それは、横突起 Querfortsatz、正確には肋横突起Foramen costotransversarium を有することである。

肋横突起の前部は頚肋骨Halsrippe の痕跡である。後部が本来の横突起で、前部と後部の結合部は、後述の胸肋骨Brustrippen の肋骨結節に相当する。v. Hayek (Morph. Jahrb., 60. Bd., 1928) によれば、これは痕跡的な肋骨にすぎないという。肋横突起の根部には Foramen intratransversarium (Hayek) という孔が存在することがある。肋横突孔とこの孔が同時に存在する場合、肋横突孔が2分したともいえる。

肋横突起の上面には、第3頚椎以下に脊髄神経溝Sulcus nervi spinalis という深くて幅広い溝がある。第3から第6頚椎では、肋横突起の外側端に2つの突出部があり、これを前結節および後結節Tuberculum ventrale, dorsale という。

頚椎のは小さく、矢状方向よりも横方向に広がっており、第3から第7頚椎へと幅が広くなる。上面は左右方向に(前額断でみると)凹、下面は前後方向に(矢状断でみると)凹をなす。両面とも直角方向では軽く凸となっており、鞍状を呈する。

関節突起は幅広く平たい。その関節面は斜めになっており、上関節面は前下内側に向いている。

椎弓の閉鎖部は長く、関節面と同じ方向に傾いている。