神経線維の分岐は極めて頻繁に観察される。これは中枢神経内を通過する際の側枝形成や、末梢での表皮上皮細胞間隙や筋線維の運動終板への終末、さらに運動終板直前での分岐などで見られる。一方、通常の神経幹内部での分岐は比較的稀である。しかし、脊髄神経節の領域では分岐が一般的な現象となる。末梢神経線維の分岐点には必ずランヴィエ絞輪が存在する(RK118(1個のニューロンの模式図)RK119(神経突起をもつ神経細胞)、120(単極神経細胞) 参照)。