[図461] 距腿関節と距踵関節の関節腔(模型図)
右足根骨の近位部を前額断した切り口を後方から見たところ。(1/2)
a 踵骨、b 腓骨、c 距骨、d 脛骨、1 後距腓靱帯、2 踵腓靱帯、3 三角靱帯の脛距部、4 同じく脛踵部、5 骨間距踵靱帯。1と3の間に距腿関節、2と5の間に距踵関節の各関節腔がある。
[図462] 足関節の関節腔(模型図)
左側の足根骨と中足骨を斜めに切った断面。(1/2)
脛骨の下端・足根骨・中足骨を通って、斜めに近位内側から外側下方へと切断してある。
a 脛骨、b 距骨体、c 距骨頭、d 踵骨体、e 踵骨隆起、f 踵骨頭、g 舟状骨、h 立方骨、i, k, l 第1・第2・第3楔状骨、m, n, o, p, q 第1~第5中足骨、1 は骨間距踵靱帯。距腿関節・距踵関節・距踵舟関節・踵立方関節はそれぞれ独立した滑液腔を有する。舟状骨と3つの楔状骨の間の関節は1つの共通した滑液腔を形成している。足根骨と中足骨の間には通常3つの滑液腔が存在するが、時に2つのこともある。