https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
RK344(立方骨:腓側面)、345(立方骨:遠位面)、346(立方骨:脛側面)、347(立方骨:近位面)、248(第1中足骨:底側面)、349(第1中足骨:近位面)
中足骨は5つの管状骨で、いずれも背側に凸の弯曲を描いている。各骨は3つの部分に分けられる:不規則な形状で関節面を持つ底(Basis)、3面を持つ体(Corpus)、そして円い遠位端である小頭(Capitulum)。第1中足骨は最も太く丈夫だが、最も短い。他の中足骨は第2から第5へと順に長さが減少していく。
第1中足骨は主に第1楔状骨と関節結合するが、時に第2中足骨とも関節を形成する。第2中足骨は3つの楔状骨および第3中足骨と関節を作り、第3中足骨は第3楔状骨および第2・第4中足骨と関節結合する。第4中足骨は第3・第5中足骨・立方骨、そして(常ではないが)第3楔状骨と関節で結合する。最後に、第5中足骨は第4中足骨および立方骨と結合する。
第1中足骨(RK344(立方骨:腓側面)、345(立方骨:遠位面)、346(立方骨:脛側面)、347(立方骨:近位面)、248(第1中足骨:底側面)、349(第1中足骨:近位面) )の近位端には、背側で広く掌側で細くなった1つの浅い凹状関節面がある。また、底側には第1中足骨粗面(Tuberositas ossis metatarsi I)という1つの結節がある。第5中足骨の近位端には腓側に1つの突出部があり、これを第5中足骨粗面(Tuberositas ossis metatarsi quinti)と呼ぶ(RK353( 足の骨(右):足背面) 、RK354(足の骨(右):足底面) )。
第2~第4中足骨の小頭は側面から圧平された形状で、小さな結節で境界されている。凸出した関節面は棒状(ローラー状)に底側へ伸び、その先端は2分した縁で終わっている。骨幹はねじれており、底の背側面が体の脛側面に続いている。このねじれの程度は個体差が大きい(RK350(第3中足骨(右)) 、RK351(第4中足骨(右)) )。第1中足骨の小頭下面には中央を縦走する1本の隆線があり、その両側に1つずつ平坦な溝がある。第1中足指節関節の種子骨はこの溝内で滑動する。
[図350]第3中足骨(右)(3/4倍)
[図351]第4中足骨(右)(3/4倍)