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基本構造
解剖学的特徴
変異
RK270(**鼻腔(右)の外側壁:**中鼻甲介および下鼻甲介の大部分を除去)
鼻骨は鼻腔の上前部の壁を形成している。上方は厚くて狭いが、下方に向かうにつれて広く薄くなる。
鼻骨の上縁は前頭骨と結合し、鋸歯状を呈している。下縁は尖った形状で、内側寄りに比較的深い切れ込みが1つ見られることが多い。外側縁は上顎骨の前頭突起と結合し、内側縁は対側の鼻骨と結合する。前面は上部がわずかに陥凹しているものの、全体としては凸面を成している。後面には前篩骨神経の1枝が通る篩骨溝Sulcus ethmoideus があり、この溝から骨を貫いて前面へ鼻骨孔Foramen nasale が開口している。
左右の鼻骨はしばしば非対称である。まれに、左右の鼻骨の下縁が前方で接合する角の部位に鼻間骨Ossa internasalia という独立した骨が存在する。
図239は外方から、図240は内方から見た図。
図241は上方から、図242は左側面からの図。